代表挨拶

オーガニック・グロース有限会社
代表取締役 増岡 博史

イラン、ウクライナ情勢の長期化やインフレの浸透、そしてアンソロピックをはじめとする生成AIの爆発的普及。
激変する2026年の経済・技術環境において、企業はどう生き残るべきか。
地上波からネットへのメディアシフトや映像制作の民主化を踏まえ、今求められる「マーケティングの競争力」を考えます。

2026年 インフレとAI加速で変わる日本の経済情勢とビジネス環境

現在、私たちは経験したことのない経済の転換点に立っています。

  • 国際情勢: ウクライナでの戦争が長期化し、中東(イラン周辺)でも緊張状態が続く中、エネルギー供給の不安定さが続いています。
  • 物価と金利: 原油高騰を背景に、食料品や家賃など「衣食住」の全域で物価が上昇。長年デフレに慣れ親しんだ日本人にとって、「インフレ」と「金利上昇」の両立は大きな不安要素となっています。
  • 日本の立ち位置: 過去30年間、成長を続けるアメリカや中国に対し、日本の成長はほぼ横ばい。生活実感として「住みにくさ」を感じる人が増えているのが現実です。

AIの台頭とアルゴリズムへの格闘

経済の閉塞感とは対照的に、テクノロジーの世界は加速しています。

  • AIのインフラ化: アンソロピック、GensparkなどのAIがビジネスの基盤となり、今や生成AIとDXなしでは業務効率化ができないほど普及しました。コスト面でもAI関連費用が経費の重荷になるほどです。
  • クリエイティブへの進出: 博報堂でAI製のキャッチコピーが最終選考に残ったように、創造性の領域でもAIは人間と競合し始めています。
  • アルゴリズムの支配: GoogleやYouTubeのアルゴリズムは日々進化しており、昨日までのVSEOが通用しない「アルゴリズムとの格闘」がクリエイターの日常となっています。

メディアのパワーシフト

情報や娯楽の受け取り方も、地上波からネットへと完全に主役が入れ替わりました。

  • スポーツ配信の変容: 井上尚弥選手のビッグマッチが地上波ではなく配信プラットフォーム(LeminoやAmazon)で独占放送されるなど、観戦スタイルが変化。NBAやドラマ(Netflix)もネットが主流です。
  • 制作費の逆転: 潤沢な資金を持つネットメディアに制作のパワーがシフトし、地上波放送とのクオリティや影響力が逆転しています。

映像制作の進化と「人間の領域」

メディアの変化を支える「現場」でも、技術革新と職人技の共存が起きています。

  • スマホ撮影の普及: 誰でもスマホ1台で高品質な動画を撮影・発信できるようになり、映像制作のハードルは劇的に下がりました。
  • インハウス化の壁: 「SNSマーケティング」で「動画制作の内製化」も進む一方で、専用スタッフを置けないのが現実です。
  • 残された職人領域: 一方で、どんなにデジタル技術が進んでも、照明や音響といった物理的な空間設計は、今なお人間の経験とノウハウが不可欠な領域として重宝されています。

世の中はもの凄い速度で変わっています。大手がマネのできない、われわれのスピードと技術が、お客様の武器になると信じています。

増岡 博史